自分の身体が健康なのかをテストしてみてください(歯の噛み合わせと頭蓋骨・全身の歪み)

身体の歪みを調べるテスト

自分の体でテストしてみてください。
顎関節の下顎骨に対して、メス側の側頭骨の左右の乳様突起(耳たぶの下の裏辺りの頭蓋骨にある小豆サイズの突起)
または乳様突起の場所がわからないときは、耳の後ろ寄りの頭蓋骨に左右の手のひらで触れてみてください。そのあたりに、突起らしきものがあるはずです。
また、頭の後ろの後頭骨を同時に左右の手の平で触れてまた左右の肩の高さ、左右の肩の捩れ、左右の腰骨、左右のお尻の筋肉の膨らみ、左右の足の長さが変化するのを次に述べる動作でどの程度ずれが起こるのかを確認してみてください。

(A)厚さ3mmまたはそれ以上で、幅1歯分くらいの大きさのティッシュまたはガーゼを仮に右の後ろ寄りの奥歯で噛んでください。
顎関節のメス側の側頭骨が右側から見て時計回りの方向に回転します。この時、右側の乳様突起は後ろに下がっています。
今度は、前寄りの糸切り歯(犬歯)の辺りに同じようにティッシュまたはガーゼを噛んでください。今度は先ほどとは逆に側頭骨は反時計回りに回転、捩れを起こすだけでなく、このふたつの動作により、互いに逆に左右の乳様突起が上下左右に動くものです。
つまり、顎関節のメス側の側頭骨左右が上下にずれるだけでなく、頭蓋骨の後部、後頭骨の左右の膨らみが左右逆になり、また、左右の肩も上下にずれ、左右の肩の捩れ、腰骨も左右が上下・前後にずれ、左右の足の長さも変わり、自覚症状が無くても当然に首の骨も捩れを起こし、首の周囲、腕、手先に異常反応を起こし、また、背骨も捩れ、ずれを起こし、背骨と関係する部位の内臓にも異常を起こすものです。(背骨を神経が通っているため、それがつながっている臓器に異常反応が出る)

また、同じように右の真ん中あたりの歯に先ほど述べました、ティッシュまたはガーゼを噛んだ状態と、左の真ん中辺りの歯にティッシュまたはガーゼを噛んだ状態とでは、上下左右のずれ、捩れが逆になることが確認できます。

このように、家の一部の柱でも取り除いてしまうと家が傾くように、大部分の歯医者は顎関節症を治さずに歯のかぶせ物をつけたり、虫歯治療をして詰め物をしたり、あるいはインプラント入れるなどするため、必ずといって良いほど頭蓋骨がずれを起こしている状態で治療をしているために、患者さん本人の感覚や咬合紙だけに頼って高さ調整をすることで、本来必要な高さより低くなっているものです。
歯の高さが低い側の後頭骨は後ろに膨らみ、その側の肩が上にあがり、首や肩が凝り、その側の体の片側半分の血流が悪くなりその側の足はO脚となり、足は短くなります。

(B)左右ともに靴を履いた状態で立ってみてください。
そこで、左右の歯を静かに噛んでください。その感覚を覚えておいてください。
そこで、片側の靴を脱ぎ立ってみてください。骨盤だけがずれるにとどまらず、歯を静かに上下噛み合わせますと、片側の歯が浮いている感じがするはずです。
骨盤も頭蓋骨もずれ捩れを起こすだけでなく、頭蓋骨、骨盤との間の首の骨、背骨もすべてがずれ・捩れを起こしているものです。

(C)歯の噛み合わせのバランスが取れいている人は、まったく関係ない話でありますが、歯の歯列矯正治療をした人、入れ歯の人、1歯でも歯が抜けている人、歯にかぶせ物(クラウン)を入れいている人などは、上下の歯をぐーっと噛んでみてください。
左右の足の長さが上下にずれるはずです。今度は口を大きく開けてください。
噛んだ時と口をあけた時で、左右の足の長さに変化が現れます。人によっては左右の足の長さが逆になったり、または、もともと長さが違う状態であったものがさらに大きく長さが違ったりするものです。
骨盤だけがずれているだけでなく、頭蓋骨もずれ、その間の首の骨も背骨もずれを起こしているものです。
健康な人は、噛んだ時、大きく口を開けた時も、頭蓋骨をはじめ左右の足の長さも体も全くずれ・捻れは無いものです。

上下の歯をかんだとき、前歯があたらない(オープンバイト)たとえば、右から左までの前歯6歯があたらないとしますと、胃から上の内臓、胃、胆のう、肺、心臓が機能低下を起こしているものです。この時の足はX脚となります。
家の片側の柱を取り外しますと、家が傾いてしまうように、歯も同じで歯を削ったり抜いたりした瞬間に体がバランスを崩すものです。特に奥歯はバランスが崩れる度合いが大きいものです。
顎関節症を治さずに、奥歯に入れ歯、歯を削った後に冠を被せてありますと、必ずといっていいほど低い入れ歯、冠を作ってあるものです。

例として、
左側の1番奥の歯(親知らずを除いて)が低いと、左寄りの前立腺、子宮、直腸
左側の奥から2番目までの歯までが低いとさらに左側の腎臓、大腸までもが血流が悪く機能低下を起こし、左足はO脚となります。(X脚・O脚は左右同時に現れるとは限りません。片側だけがO脚、あるいはX脚ということもありますが、これに気がついている人は少ないかもしれません)

もうひとつ例を挙げますと、
甲状腺の機能低下、機能亢進は腰関係の問題です。
背骨の下から3番目の腰椎3番が前方にずれていますと機能低下、後方にずれていますと機能亢進です。
腰椎3番を正常にするには、左右の歯の奥から2番目(6歳臼歯または第1大臼歯と呼ぶ)が左右ともに高くすると、甲状腺の機能低下が解消されます。
逆に機能亢進は歯が高いために起こるもので、低くすればよいことです。ただし、骨盤、背骨、首の骨、頭蓋骨を一旦正常にした上での歯のかみ合わせの調整です。
腰椎3番は乳腺、唾液腺、前立腺、そのほかの腺という名のつくものにすべて関係している箇所です。

背骨が大きくずれ・捩れを起こしていますと、口腔内の上の歯を支えている骨の歯槽骨、上顎骨の左右の歯のドテ(歯肉部分)、または左右の歯のドテとドテとの間の骨に左右の親指を同時に同じ位置で奥から前へ親指を前に静かに滑らせてください。
このずれは、背骨のずれ・捻れと同じです。背骨・背中が捩れていますと、必ずこの上顎骨も同じように捩れています。

左右の親指を同時に上の歯の左右のドテに触れてみてください。
その時、右足を左足の上に、またはその逆に足を組んでみてください。左右の歯のドテが上下にズレを起こしているのがわかるものです。

また、この上顎骨の左右の奥歯のドテが無くなっている(切れている)位置からさらに5mm奥に左右の米粒サイズの突起(左右の親指を同時に4~5cm奥に入れて触ってください)があります。
左右の肩の高さが上下にずれていますと、この左右の米粒サイズの突起も同じように上下のずれがあります。また、左右のこの突起が互い違いに前後にずれていますと、左右の肩も前後にずれ、捻れています。

歯の治療をして半年か1年たってから、首・肩が凝る。足腰が痛いという症状が出ることが多く、それを病院で相談して診てもらっても原因不明でよくわからないからということで、対症療法だけで済まされてしまうこともよくあります。

背骨のずれとその背骨の神経支配と関係する内臓との関係が出てくるものです。
歯の治療をして半年後か1~2年後に、歯の噛み合わせが原因で亡くなってしまうこともあるものです。
誰もが半年か1~2年で、それが歯が原因のことだとは思わないものです。
医者も「歯と病気がどんな関係があるんだ」「関係あるわけがない」と言うもので、このような医者がいるために歯科医の役割が大きくなるという側面もあるものです。