脳脊髄液減少症・髄液漏れの原因と治療

脳脊髄液減少症になる理由
耳鳴り、めまい、頭痛、吐き気、寝たきりのような症状
脳脊髄液減少症の治療方法とは?

 

 

当医院の治療方法は、歯科の分野から耳鳴り、めまい、頭痛や吐き気、寝たきりといった症状にアプローチする過程で、噛み合わせや頭蓋骨、顎関節、頸椎、腰椎、骨盤のゆがみと調整・矯正により脳脊髄液が少なくなっている患者さんの症状改善を目的に考察、実際の治療や治療方法をレポートしたものです。

例えば、同じ事故にあってほぼ同じ衝撃を受けたにもかかわらず、むち打ちになる人ならない人、脳髄液減少症の症状が出る人でない人いらっしゃいます。

それはなぜか。

さまざまな患者さんの身体を診ていくうちに、症状が出る患者さんには「もともとそうなる因子があった」「表に出ないだけですでに髄液漏れが起こる要因があった」のではないかと考えるようになりました。

レポートは主に顎関節症の観点から書かれていますが、脳脊髄液減少症に悩む方がしっかりとお読みなれば、なるほどなと納得される項目がいくつもあるはずです。当医院へご来院される際は、事前にレポートをご覧いただき、基本的な治療方法と症状が出る原理、改善する原理をご理解いただいてからのほうが、よりスムーズに快方へとつながると思います。

 

→ 当医院の情報をメールでキープ

脳脊髄液減少症の治療レポート(髄液漏れ・髄液減少症・鞭打ち症)

脳脊髄液減少症にかかわる記述には、黄色マーカーを引いております。

ざっと目を通されたい方はご参考に。

当医院の治療方法・治療方針は、大まかに説明すると「髄液・脳脊髄液が漏れ出している箇所をふさぐ」というものです。髄液、脳脊髄液は体内で生産されるものなので、漏れている箇所をふさげば正常な液圧に満たされるというのが基本的な考え方となります。

これらは外科的な手法ではありません。

手法は患者様それぞれによって異なりますので、お電話やネットでは具体的な方法について解説できませんが、一度ご来院頂いてその方法がご自身に合っているか否かご判断いただければと思います。

当医院の治療実績から言いますと、

頭痛、めまい、耳鳴り、肩こりなどムチ打ち・鞭打ち症に似た症状は比較的軽度、歩けない、足腰が立たない、寝たきりといった症状が重度となります。

若い方、ある程度体を鍛えられている方は比較的早期に改善することが多いです。
年配の方や筋力が衰えている方は他の原因を併せて持っておられることが多いため、ある程度長い期間の治療、またご自身での筋力トレーニングや日常生活の改善が必要となるケースが多いようです。

 

ご予約はお電話にて承ります。

受付時間 9:00~20:00 休診日 第2・第4日曜日
045-542-5611

→ 当医院の情報をメールでキープ

 

■ 顎関節症と体との関係
顎関節症は頭蓋骨の左右の側頭骨(耳の辺り)が左右逆方向にねじれ、又左右が前後逆方向に捻れ、そして又左右が上下にズレをおこした状態です。

その頭蓋骨の左右の顎間接窩(上顎の間接のメス側《受け側》)と下顎の下顎頭(オス側)とがうまくいってないと言うことです。

この様な状態で新しく歯に冠を被せたりインプラント入れ歯を作ったりしますと、頭蓋骨がズレた状態でしっかり咬ませてもその歯が高すぎか低すぎか分かりません。左右のバランスが崩れて、元の正常な状態に戻れません。

ズレ、捻れをおこした顎関節症は2通りがあります。
1つは初期の状態の顎関節症、顎関節症側の頭蓋骨片側半分は前後から圧迫された状態です。
さらに進んで頭蓋骨の左右の片側半分は前方へズレをおこした状態(後の後頭骨も前へズレ)この状態になりますと、自律神経失調症を引き起こしています。

そこで頭蓋骨のほほ骨が前方にズレをおこしている側の目は疲れやすく、その側の腎臓は異常反応をおこし、その側の足はむくみ、血液の流れが悪い為に酸素不足で“足がつる”ということになります。そして足の付け根の肢関節は外開きとなり、足のヒザと足首の間の脛骨(内側の太い骨は脛骨、外側の細い骨は腓骨)が足のヒザの裏の内側を押さえますと痛みが出ます。
これはヒザのところの脛骨が後へ下がって筋肉を圧迫しています。そして足首のところは前へ押され足首が固くなり“ねんざ”を起こしやすくなり、足の甲はピンポン玉のように少し盛り上がります。反対側の足のヒザの脛骨は逆に前へ出ています。

つまりほほ骨が前へ出ている側は血流の流れが悪い為にその側の歯周病、内臓に弱いということになります。
それでは左右の目が疲れるとなりますと、左右の腎臓も異常を起こし、足のヒザの脛骨は左右共に後に下がっているということです。

次に頭蓋骨の上下のズレは口のゆがみだけでなく上顎の左右の歯の周りの骨が歯・舌の真上の骨である口蓋骨も左右の高さが違っています。

この様に頭蓋骨を始め体全体のズレ・捻れをおこしていますが、頭蓋骨・背骨・おしりの仙骨のズレ・捻れがひどくなりますと、脳脊髄液減少症という状態になることもあります。
脳の第4脳室で作られるのですが、漏れてしまうということです。

雨降りの時テントの内側に指をあてると指に水が流れてくる様に、常に鼻水、耳の穴から液が漏れてくるということです。
そして頭蓋骨内の脳の入っている器には脳脊髄液は常に満たされないために、脳の一部が直接骨に当たる為に頭痛、めまい、フラフラとかおこしやすいと言われています。

言い忘れましたが、首から下を治しても一旦立ち上がりますと又、元に戻ってしまうということは、頭蓋骨がズレている状態で左右の歯がしっかり咬んでいるだけあって、どこかに歯の低いのがあるということです。

→ 治療方法

その低い歯を高くすると首から下が正常な状態に戻ってくれます。但し、頭蓋骨の調整をした上です。
頭蓋骨の調整は外から骨と骨の縫合を緩め口の中へ指を入れて各骨をソフトに動かしてゆきます。

口の中へ指を入れることができるのは歯医者か医者だけです。法律で定められています。

 

 

■ 歯の矯正治療の後の後遺症
頭蓋骨をバラバラに分解しますと50個の骨になると言われています。

その頭蓋骨を歯の矯正治療で歯だけ動かすだけでなく、頭蓋骨の骨までも動かし、ワイヤで歯を固定するために屈曲・伸展が出来ない状態を作るために(両手を手錠をかけられた状態)外的障害(他に電磁波・自分に合わない薬)をおこし、硬膜の緊張をおこし、硬膜の緊張をおこしますと神経伝達不良をおこし、正常な人は下顎を片側へいっぱい横へ動かしますと、反対側の足が短くなりますが神経伝達不良の人は無反応です。
顎関節症の人は片方だけ無反応または少ししか動かないです。

頭蓋骨を動かすには直前に首から下及び骨盤を正常にしてから頭蓋骨を動かさないと頭蓋骨を壊すことになります。人間の骨の1番大きな骨は骨盤の骨であり骨盤の骨と頭蓋骨の骨は互いに補正しあっている為に絶対にやってはならないことをやってしまうものです。(歯並びをよくするにはこれしかないと思われますが一長一短です。)

その為に体全体の骨の硬膜が緊張をおこし屈曲・伸展つまり心臓のように、体全体のポンプ作用が出来ない為に収縮したり拡張が出来なくなり、頭蓋骨を始め体全体の骨が中心に向かって圧迫された状態の為レントゲンを撮って顎関節部の骨(側頭窩)と骨(下顎頭)との隙間が左右の差がそれほど出ないだけでなくおしりの左右の出っ張りも左右の足の長さも少ししか違わないことになります。

その為に脳脊髄液の流れが悪い(頭とおしりの真中の骨である仙骨を行ったりする1分間に10~11回するものが少なくなり死の直前だと4回位)だけでなく眠りは浅く常に体がだるく、首の骨は生理的湾曲ではなく直となり足はだるく、重く引きずって病気の中の病気とも言われる医者に診てもらっても分からない、ラフ病とか自立神経失調症とか怠け者とか色々言われるものです。(このような人には周りに誰もいないとごろごろと横に寝そべっているものです。)

時にはひどくなると交通事故時頭を打撲・骨折した状態と同じく、何年か何十年か先に足に力が入らなくなり立つことができなくなったり、又は片足だけがということもあることです。

硬膜の緊張を取らなければ5年でも10年でも20年でもこの状態が続くことになります。歯の矯正治療をした人の顎関節症の治療期間は人によりけりですが、一般の人の顎関節症よりも長く数ヶ月~するとも言われています。

■ インプラントの欠点・後遺症

骨の中に埋め込んだ人工歯である、インプラントの後遺症を申し上げますと、患者は第一番目に訴えるのは、埋め込んだ側の首・肩が凝る、又は左右共に埋め込んだ場合、左右共に首・肩が凝ると訴えるものです(埋め込んだインプラントがぐらぐらと動いているのではなく、しっかりとくっついている場合)。

骨の外側には膜があります。内側から外側に内膜、くも膜、硬膜となっております。
インプラントが対合歯とあったり、食べ物があたりますと硬膜に刺激が加わり硬膜の緊張をおこします。
実験的に一旦硬膜の緊張をとり、すぐに歯全体に少し厚みのあるガーゼのようなものを咬ませますと硬膜の緊張の反応が出ないですが、ガーゼをとり上下の歯をカチカチと咬ませますと、すぐに元の硬膜の緊張を起こします。又は骨の中に埋まっているインプラントをそのままにしてインプラントの上にのせてある歯だけをとり除いて「入れ歯」にしますと硬膜の緊張がとれます。

それでは、なぜ硬膜の緊張は体にこのような変化を起こすのかと申しますと、頭蓋骨・手・足・背骨を始め、体全体の関節に異常を起こします。つまり、体全体がかたくなるということです。
最初に自覚症状を起こすのは体全体の不調(眠りが浅い、低温の異常、ダルイ・・・)ですが頭・首の境目のあたりの関節と足のアキレス腱の内側の関節に出始め、さらに月日が経つに従って上(頭)と下(足)から体の中心に向かって自覚症状が増してくるものです。
(但し、スポーツ選手の様なタイプは筋肉が発達している為に病気に対しては鈍く、年を増すに従って筋肉が衰えて気が付いた時には病が相当進行していると言われるものです。)

それだけでなく、脳脊髄液の流れも減少します。放っておけば求心性に変わり、体全体の異状特に中枢神経系に脳脊髄液の供給が妨げられるといわれています。
死の直前の人は脳とおしりの仙骨の骨の間に1分間に4、5回往復し、健康な人は1分間に11回とも言われます。抗癌剤を一度打つと内臓がダメージを受けている為に期間をあけて打つものです。

又硬膜の緊張(インプラントだけでなく、歯の矯正治療、電磁波、その他の一般的な病気)を起こしていますと首の骨は生理的な前湾曲してなくて「直」又は逆カーブ(後湾曲)になっています。
この様な人は毒物、劇物、体に合わない薬、メガネ(レンズ)、コンタクトレンズ、その他薬は体が拒否反応が起こさないものです。つまり、硬膜の緊張は神経伝達不良ともいわれ病気の中の病気とも言われています。
健康な人は毒物、劇物、体に合わない薬は手で触るだけで頭蓋骨は体の胴体部の肩と腰が捻れ、左右の足の長さが瞬時に変わるものです。

硬膜緊張のタイプは全く逆で無反応です。
首の骨の「直(ストレートネック)」「逆カーブ」は不定愁訴のかたまりと言われていますが、「直」と「逆カーブ」との違いは冷え性は冷え性ですが逆カーブの方は体の部分的に非常に熱くなったりそれ以外は冷たくなっていることです。
これを治すには歯の咬み合せで治すものですが、インプラントの場合は骨とくっついている為、歯根膜という「クッション作用」がないが故に本来の歯と同じ高さにすると高く感じるものですので、低く作るものです。そうすると今度は体のバランスが崩れるだけでなく硬膜の緊張ももっている為に非常に難しい問題です(硬膜緊張タイプは力を抜いて10秒くらい真っ直ぐに立ちますと前後によく揺れてくるものです。インプラントのその歯だけにティッシュペーパーのようなものを咬ませますと歯の硬膜に刺激が加わり周期的に前後にフラフラと4~5cm位動きます。正常は前後1cmです。その後に、そこに又顎関節症あればプラス横ズレを起こすものです)。顎関節症よりさらに悪くなると座骨神経痛、腰痛ヘルニアに進みます。

又、難聴の原因の1つは歯の咬み合せの低い側に起こり、そしてその反対側の足の太ももの筋肉に異常を起こし階段を昇るのが苦手になるものです。左右の奥歯が低ければ左右の耳が聞こえづらく左右の足の太ももに異常を起こすものです。

 

 

■ 歯と病気との関係

前歯から等距離のある奥歯に咬み合せの高さが左右違っていますと、必ずその歯と関係のある首の骨・背骨が回転ねじれの変位をおこすものです。

そして、頭のテッペンの頭頂骨もその歯と関係のある位置で、天ビンのように左右が片方が下がり反対側は膨れ上がりするものです。

ところが前歯から等距離の左右の歯が、他の歯よりも強くあたっていますと、その歯と関係のある首の骨・背骨は後方へズレをおこすものです。

つまり「ねこ背」となります。

そして、頭のテッペンの頭頂骨は、その歯と関係のある位置で、真中及び左右共に膨れ上がります。
年齢の若い時期には歯がバランスよく前後に並んでいたものが、奥歯の歯の治療、歯に冠を覆せたり、歯を抜いたりしますと必ず歯の咬み合せの高さが低くなるものです。
最初は片側の歯だけ治療する為に左右のバランスを崩し、さらに左右の奥歯が無くなりますと残っているのが前寄りの歯だけだとしますと奥歯と比較して前寄りの歯が奥より咬み合せの高さが高くなるものです。その為背中の上部(前寄の歯と関係ある)はねこ背、下部(奥歯)はすべり症ぎみの背骨となります。

逆に前歯から左右の等距離の歯が低いと首の骨・背骨は前方へズレることになります。(背骨の上から3番目の骨が前方へズレると無意識に咳が出る)、そしてその歯に関係のある頭頂骨の位置がくぼみ、大脳始め、体全体の血流障害をおこします。

このように骨がズレることによりギクシャクするというだけでなく、頭の後から首の後そして左右の両肩から背骨の上1/3に走っている菱形をした僧帽筋がどこか1ヵ所の骨がズレますと僧帽筋が引張られて、僧帽筋全体が凝るということになります。(首のむちうちも同じ)

このように内臓始め体の1ヵ所が異常をおこしますと必ず頭蓋骨始め体全体の骨に異常をきたしそのズレが大きくなりますと頭蓋骨からおしりの真中の骨である仙骨迄異常をきたし、交通事故にならなくても骨と骨との継ぎ目が大きなズレをおこしますと脳脊髄液が漏れて脳脊髄液減少症をおこすものです。
つまり脳内に脳脊髄液が満タンに満たされなくなり脳が周囲の骨にあたって痛いということになります。
又背骨の各骨から各内臓へ神経が走っているものです。
背骨がズレることにより内臓にも影響するものです。

(例として)
糖尿病の人は首の骨では上から4番目、背骨では上から6番目の骨にズレをおこしているものです。
このように神経が頭の脳から(一部はおしりの仙骨から)始まり骨と骨との間から神経が筋肉、関節、内臓へ支配しているものですが骨がズレることにより体全体の血流が悪く(水道のホースを捻ると水の出が悪い)、筋肉、内臓ならばそこが血流が悪い為に他と比較して冷たく、硬くなっているものです。

人間の体はそこだけ悪くなるということは絶対に無いものです。
例えば足のヒザが痛いというならば同側の手の腕のヒジに異常をおこし、足首が痛いというならば手首に異常、足のつけ根の股関節が悪ければ同側の肩に異常をおこすものですが、おしりの真中の仙骨に異常をおこしていますと同側ではなく左右が逆になります。(血流も同じです)

顎関節及び関節円板を正常にして、スグに歯の咬み合せの調節をすると血流がよくなる為、内臓の痛み、冷たさ、硬さが軽い症状ならば一瞬に無くなり、肩が痛いとかヒザが痛いとか患者が言っても知らん顔をしとければよいものです。
血流が勝手に治してくれるものです。
急性の病気では薬は体が欲求しているならば、骨のズレ血流障害はおこさないですが慢性の病気になりますと体が拒否反応するものです。そして必ず血流障害もおこすものです。
顎関節症を治しながら薬の量を少しずつ少なくしていかなければなりません。症状が消えたからと言って急に薬の服用を止めるとスグに元に戻ります。

前回のコラムで「百会」と「印堂」について説明を致しました。
「百会」は前寄りの歯が歯の咬み合せが高く感じるものです。
「印堂」は奥寄りの歯が歯の咬み合せが高く感じるものです。
おしりの骨盤には3つの骨から成り足のつけ根と接している左右の腸骨と左右の腸骨と腸骨の間の仙骨の3つから成り立っています。
この仙骨の下には尾骨、上には背骨と接しています。
この仙骨は頭蓋骨の後頭骨とお互いに補正し合っています。
この後頭骨は首の骨と接しています。そして仙骨がズレますと後頭骨もズレるものです。
この仙骨の背骨と接している上部が前方へ傾き、尾骨と接しているところが後方へ傾きますと病気でいう慢性の症状を表し、必ず「百会」の反応の血流障害を表わしています。
仙骨の上部が後方へ傾き下部は前方へ傾きますと病気でいう急性の症状で「印堂」の反応の血流障害を表わしています。
仙骨の傾きを中立な状態に持って来ますと全身の血流が良くなり体が温かく、血がよく流れる為に、足も頭も体も軽くなるものです。そして、癌を始め、慢性の病気だけでなく、免疫力も増すものです。
仙骨を中立の状態に持ってくるにはそれは上下の歯を咬みしめた時の大脳の反応を読みとることです。(これから先説明は難しいので省略します)

 

■ 病気と歯の関係

首の骨の後方湾曲は体のうっ血状態、つまり体全体がむくんだ状態の事です。

血流が悪い為に体全体が異常を訴える人もあれば、顎関節だけの場合とか、腰の腰椎の骨がズレ・捻れがそれ程ひどくなくても腰のあたりが痛い(ひどくなると少しのあお向けで寝るだけで腰が痛くなる)、足がダルイとか足の裏が痛いとか、神経痛とか。
これらの症状を打消すには顎関節症を治して頭蓋骨の捻れ・ズレをとる為に歯の咬み合せで頭蓋骨のバランスの調整をしなければなりません。

ただ、上の歯と下の歯が咬めれば良いということではありません。歯の咬み合せのバランス調整は頭の大脳の反応から足先迄の反応、つまり体全体の反応を読みとりながらちょうせい調節するものです。
この様にして、首の骨の直、又は後方湾曲を修正して血流がよくなるだけでなく、脳脊髄液の流れも正常になり、脳脊髄の3大症状である認知症、歩行障害、尿漏れ、等も予防又はそれ以上悪くならないようにするものです。

 

以下、病気と歯との関係を述べます。

肺が悪いと手の甲又は足の甲及び肩、さらに足のつけ根の股関節に異常反応をおこすものです。但し片方の肺だと、すべて同側の片方になります。そして、首の骨は上から2番目の骨、背骨だと3番目の骨にズレをおこすものです。
心臓ですと、肺と重複するところは肩と股関節だけですが、更に横隔膜(みぞおち)が上へあがり逆流性食道炎の様な症状をおこすものです。
股関節が異常をおこしますと、足のヒザにも影響をおこすこともあり、時には運悪く肝臓、膵臓に影響を引きおこす事にもなりかねません。

肝臓は右の腕のヒジ、足のヒザに異常反応、膵臓は左のヒジ、ヒザに異常反応をおこし、胃は足のつけ根から足のヒザの前寄りの筋肉又は肩から腕のヒジ迄の前方の筋肉に痛み、又は異常反応をおこすものです。

但し右寄りの胃なら、右側だけです。
小腸は胃の丁度裏側の筋肉(おしりの下の筋肉からヒザ迄)に痛みをおこすものです。但し右側だと右側のみです。
脾臓の反応は足のフクラハギ又は腕のヒジから手首迄の内側又は後側の筋肉に異常をおこすものです。
大腸はその脾臓の反対側、つまり表側に反応するものです。

腎臓は手首、足首に異常をおこし、副腎は足のアキレス腱のあたりに異常をおこし、片側の乳房はおしりの片側の筋肉、又は片側の足の裏がむくみ、又は頭蓋骨の片側だけが上に膨れ血流が悪くむくんでいる事です。(背骨との関係は第35回歯と病気を参照)

そこで歯との関係を例にあげますと、胃は首の骨の上から3番目の骨、背骨では上から5番目の骨と関係があります。
右寄りの胃に異常をおこしますと頭のテッペンの骨である頭頂骨の右寄りで前でもなし、後でもなし、中間位に異常反応をおこしているものです。
その位置が膨れていますと右の歯の真中あたりの歯が高いことを意味します。
へこんでいますと、歯が低いことを意味します。

そして胃と関係のある首の骨3番、背骨の上から5番目の骨は関係のある片側の頭頂骨が膨らんでいますと、これらの首の骨・背骨は反対側に回転ねじれをします。
片側の頭頂骨がへこんでいますと、その側の骨は前方回転ねじれをおこすものです。
左右の同じ位置の頭頂骨が膨らんでいますと、それと関係のある首の骨・背骨は回転・捻れではなく、その部分だけ後方へズレ、歯も左右同じ位置の歯が他よりも高すぎますということです。
又、その逆で左右の同じ位置のが低いと首の骨、背骨の骨は前方にズレることです。

そして胃ですと足の指も手の指も、真中の中指か薬指に異常反応をし、その側の歯の咬み合せが高いと5本の指のうち、その部位と関係のある足の指・手の指の関節部分のスキ間が大きくなり伸びた状態になります。逆に歯の咬み合せが低いと手足の関節のスキ間が狭くなるものです。又、片側の歯の咬み合せが高いと反対側の手のヒラ足の裏に異常をおこし、低いと反対側の手・足の甲に異常反応をおこすものです。
右寄りの胃が悪いと左側の足の裏の土踏まず、又は土踏まずの反対側の足の甲に反応が出ます。(多分奥歯でもなし、前歯でもなし、中間位の位置)
但し、噛み合せが高い場合は土踏まず側、噛み合せが低い場合は土踏まずの反対側の足の甲に痛み又は異常反応が出ます。

この様に急性の病気の場合を除いて、慢性の状態になれば薬で血流をよくするのではなく、自分の力で血流を正常にしなければ、いつまでも病気が治らないで慢性の状態が続くものです。

車のラジエータに水の流れが悪いとオーバヒートするように人間も同じです。

 

 

■ 血流障害、脳脊髄液の流れと身体に表れるしみやホクロの関係

例えば右横の首スジにホクロがあるとしますと大腸の一部分に異常反応があるものです。
大腸は首の左右又は後方の筋肉に血流障害の反応が出るものです。
またこの場合は右ですので右の腕のヒジと手首の間の外側の筋肉又は右足のヒザと足首の間の前面の筋肉の一部分だけが血流障害をおこしている為に一部分だけが押すと痛みの反応があるものです。当然右の首すじのホクロと大腸の右側の一部分だけ押すと痛みを感じるものです。

又頬の一部分にしみがあると膵臓(すい臓)です。膵臓の一部分に血流障害をおこしているものです。この場合左の腕のヒジの内側又は左の足のヒザの後側の一部分を押すと痛みを感じるものです。当然、膵臓の一部分を押すと、そこだけが痛みを感じるものです。シミそのものを押しても痛みを感じないものです。
又、眼の外側と耳との間にシミ・ホクロがありますと胆嚢(胆のう)の血流障害をおこしているものです。
手の親指のつけ根と手首の間の膨らんだ筋肉を拇指球と申します。胆のうの血流障害があると、この拇指球を押しますと痛みを感じるものです。足には外反母趾をおこしたり、外反母趾の足の裏が痛くなったりするものです。腋窩部(脇の下)を押したときに痛みを感じる場合も同様に胆のうに異常が出ています。
顎関節症を治した後で上下の全体の歯の噛み合わせのバランスをとると体全体の血流がよくなるだけでなく脳脊髄液の流れが一瞬にして良くなるものです。血液・脳脊髄液の流れが良くなる事により人によってはホクロ・シミが消えたり、薄くなったりしたり、押したときの痛みの反応も消失するものです。

脳脊髄液は頭蓋骨内にプールの水の様に脳と骨とがぶつからない様にクッション作用するだけでなく脳と首の骨・背骨・背骨の下の骨である仙骨との間の骨の中を満たしているものですが、第3脳質で作られた脳脊髄液がおしりの真中の仙骨迄1分間に健康な人は11回往復するといわれているものですが死の直前の人は4回位でその波動が弱くほとんど感じられない位だと言われています。脳脊髄液の流れが悪い為に各脊髄が前方にズレをおこすことになります。脊骨の各骨が前方にズレていますと各内臓の機能低下を意味しますが歯の噛み合わせのバランスをとりますと脳脊髄液の圧により脊骨を正常な位置に戻すものです。正常な位置に戻ると内臓も正常に働き内蔵から分泌されるホルモンも正常に分泌されるものです。

ところが外的障害を受けますと頭蓋硬膜の緊張をおこしますと頭蓋骨の各骨の動きが悪くなり、そしてさらに体全体が緊張をおこしさらに悪くなると足は引きずって歩くようになるだけでなく脳骨髄液の流れも悪くなるものです。
病気を起こしている人は必ず首の骨は直か又は後方湾曲で脊骨は前方にズレをおこしています。外的障害を受けていない人は上下の歯を少し強めで咬みますと咬んでいる間だけ首の骨は生理的湾曲になり各背骨は前方にズレていたものが後方にさがるものです。後方にさがりますと血流、脳脊髄液の流れがよくなり体に血液が流れて暖かく感じるものです。上下の歯を咬むのを止めますと又元に戻るものです。その為に姿勢及び顎関節症を治し上下の歯の咬み合わせのバランスをとりますと上下の歯で咬まなくても常に首の骨は生理的湾曲、脊骨は正常な位置に常に保ってくれる事になります。外的障害を受けていますと上下の歯を咬んでも無反応です。
病気をおこしている人又うつ病、パニック障害、精神的障害の人は必ず前方にズレているものですが背中の下半分つまり腰椎の骨、胸椎の骨の下半分の骨だけでも前方にズレていたものが正常に戻りますと治りにくい病気であっても、アトピーであってもうつ病、精神的障害の人も病気の峠を越えたと思ってもいい位です。但し90%です。
外的障害を受けている人はそれを除去すれば頭蓋硬膜の緊張がとれるものです。

外的障害の例として、
・体に合わない薬を服用している
・人工歯のインプラントがある
・チタン合金の人工関節を入れていることによる電磁波の影響
が挙げられます。

人工歯のインプラントの歯は1回でも咬めば頭をどこかにぶつけたり殴られたりした状態と同じくらい頭蓋骨に衝撃を与えるものです。それも体重以上の力で咬むので、それを1日何百回とか繰り返し衝撃を与えるものです。又歯の矯正治療も頭蓋硬膜の緊張を起こし動けなくするものです。

全てではないですが、子どもが歯並びが悪くなる原因の1つは、大人の歯が萌える(はえる)前に頭蓋硬膜の緊張を起こすために頭蓋骨の各縫合部がくっついた様な状態のために血流が悪く、骨の成長が遅れるものです。

電磁波も同じです。
体の関節等にチタンの金属を入れていると、チタンの金属は電磁波の中継基地になるため、電磁波の影響を強く受けます。
若いスポーツマンの人は外的障害を受けてしまっても余り感じないものですが年齢を増えれば段々と体の不調に感じてくるものです。
体の弱い人は最初から体の不調を訴えるものです。この様に血流、脳骨髄液の流れが悪くなりますと弱い電磁波でも感受してより一層の体の不調をきたすものです。

一部の背骨の骨が前方にズレを起こしていますと、それに関係する内臓も血流障害を起こし、それに関係する左右が同じ位置の歯が低いことがあります。同じ位置の歯で、右か左かの歯の噛合わせが高いか低いかを起こしますと、それに関係する背骨の骨は回転の捻れを起こすものですが、実際は頭蓋骨を始め、からだ全体の骨格のねじれを起こしているものです。

 

 

■ 髄液漏れ・脳脊髄液減少症と顎関節症との関係

脳脊髄液は第3脳貭で1日300cc~500cc産生されるものです。

そして古いものから血液を通して排出されるものです。この脳脊髄液は頭とおしりの仙骨の間を行ったり、来たりするものです。

海の一つの波が沖から岸へ又岸から沖へ戻る様に健康な人は1分間に11往復するものです。

脳脊髄液の循環は健康状態のバロメータ

死の直前の人は4回位。

抗癌剤、覚醒剤等の異物として強過ぎる薬物はおしりの仙骨迄たどりつかなく途中でユーターンする為に多い人では20~30回位往復するものです。但し、測る位置は頭の後の骨と首との境目の首の骨をはさんで両手の指で4指・4指で拍動を感じるものです。

血液の拍動はハッキリとわかりますが脳脊髄液の拍動は弱く、ニョロニョロ…ニョロニョロ…という位で熟練をしないとわからないものです。

脳脊髄液は神経に栄養を与えるという位に大切なもので、脳脊髄液がたどりつかない脊骨の部位からその脊髄と関係のある内臓はすべて弱ってしまうものです。

脳脊髄液減少症は顎関節症の人に強い外的要因が加わった為に症状が大きくなったという事です。

顎関節症の初期の人は首の骨は直となり体の片側半分は血流が悪く、体の片側が固くなっているものです。むちうちにもなりやすいものです。

ところが、さらにひどくなりますと、
首の骨は後方湾曲をおこし、硬膜の緊張をおこし、全身の血流が悪く各骨はおとし穴にはまった状態の様に動きが悪くなり、そこに外的要因が加わって硬膜が傷つき脳脊髄液が漏れやすくなるものです。

例をあげれば竹と木との違いです。

首の骨が生理的な前方湾曲しているのが竹で後方湾曲しているのが木で、強い風雪でも竹はグニャと曲がりますが、木は折れたりするものです。

 

首の後方湾曲(逆S字カーブ)、ストレートネックの根本的な原因とは?

それでは、首の後方湾曲した原因は

その病気に合うが患者の体に合わない薬に服用なのか、
又は歯の矯正治療したが為に頭蓋骨にズレをおこしたのか、
又は上下の歯の咬み合せの高さが高過ぎたのか低すぎたのか、
又は歯のインプラントを植め込んだ為に咬んで衝撃を加わったのか、
又はチタンという金属は電磁波を集める性質がある為に蛍光灯とか電気製品から出る電磁波、
又は最近の自動車には電子機器が入っている為に電磁波が出るものです。
またチタンと同族の金属を身につけている
と必ず首の骨は後方湾曲になるものです。

首の骨が前方湾曲している人が、弱い電磁波ではなんともないが強い電磁波では首の骨が後方湾曲になるものですが、その電磁波から離れればまた元の正常な前方湾曲に戻るものです。

首の骨は後方湾曲していますと神経伝達系統の不良ともいわれるものです。

例をあげれば仮に正常な人の左奥歯の歯だけを咬み合せを高くしますと左頭頂骨の奥が上に上がるものです。又、頭の後頭骨の後方が後にズレをおこし、耳の周囲の骨又は顎関節のメス側の側頭骨は左側から見ると時計の針と同じ方向に回転の捻れをおこし、又、首の骨も背骨も同じです。

背骨、又は胴体部の下部が左側が後に膨らむかそれと関係する背骨が左側が後回転するものです。但し左の胴体の腎臓部が膨らみますと、反対側の右の腎臓がへこみます。そこで右の腎臓に痛みを感じるものです。右の腎臓は背骨の上から12番目の骨が前方にズレをおこすものです。

そして骨盤の足のつけ根の骨である腸骨は、頭蓋骨の左側の側頭骨と全く同じ様捻れ回転をおこすものです。そして左の肢関節の足側の大腿骨は左側の奥歯が高い為に後方にズレおこし左足はX脚の状態になるものです。

そして左足のヒザの脛骨は後方にズレそして左足の親指の関節の部分が伸び、右足の裏の前寄りに異常反応がおこりますが、首の後方湾曲では全く無反応となり上下の歯の咬み合せの高さが高いのか低いのか全くわからない。ただ、頭蓋骨がズレや捻れをおこしていても関係なしに、上下の歯を咬み合せる事になるものです。

首の後方湾曲の状態での歯の咬み合せ調節は、歯の低いところを高くする事は出来なく、どんどん歯を削って低くしながらバランスをとろうとする為にますます体を悪くするものです。

(歯を削って噛み合わせを調整することは比較的簡単ですが―多くの歯科医がそうしているように、歯を高くして噛み合わせを調整するのは非常に難しく、首の湾曲や身体のゆがみを修正せずに行うことはほぼ不可能といってよいでしょう)

特に奥歯の歯の咬み合せが低くなりますと、足はO脚となり足首もくの字のO脚となり血流が悪いが故に関節部分が固くなり足はあがらなくなり引きずって歩くものです。

逆に奥歯が高くなりますと足はX脚となり、クーロン病の様な状態になり小腸が異常をおこす為に鼻水が出やすく、又、肺に異常をおこす為に眼が疲れやすくなるものです。そして姿勢は前かがみとなり特に女性はハイヒールの靴など履けないものです。

首の骨が前方湾曲しているのか後方湾曲しているのか確認する為には下顎を片側イッパイに動かしますと反対側の足が短くなるものです。そしてその逆も同じです。側頭骨の乳様突起を触れば足が短くなった反対側の乳様突起が上にあがるものです。

又、足踏みの状態で片足だけヒザを90度位曲げますと、その側の側頭骨の乳様突起が上にあがるものです。これで首の骨が正常である前方湾曲しているのです。この反応がなければ後方湾曲、片側だけの反応ですと首の骨は直となっているものです。(ストレートネック)

 

慢性的な病気と首の骨・全身の血流の関係

病人は必ず首の骨(頚椎)は後方湾曲している為に、全身の血流が悪く治癒力が低下するものです

一つ例を上げますと、
背骨の上から下迄の間に数ヶ所の捻れ又は前方、又は後方のズレがありますと背骨から神経が内臓に走っている為に関係のある内臓に異常をおこしているものです。

この背骨の数ヶ所の捻れ、ズレをおこしていますと、口の中の歯の咬み合せの1ヵ所か2ヵ所の部位を高くするか、低くするかで複数の背骨の捻れ、ズレは一瞬に消失するものです。

当然、頭頂骨、大脳の異常反応、複数の内臓の異常反応が消えるものです。但し、歯の矯正治療した人はこの通りにはいかないものです。

そして又、なにごとにも首の骨を生理的な前方湾曲に治した上での事です。

足踏みをしますと体が軽く足も上に上がりやすくなり、血流もよくなった事を意味します。

 

顎関節回復センター
〒223-0053 神奈川県 横浜市港北区
綱島西1-8-3 ウシヤマビル2F
東急東横線「綱島」駅下車 徒歩1分

受付時間 9:00~20:00 休診日 第2・第4日曜日
045-542-5611

→ 当医院の情報をメールでキープ