慢性の病気を治すには 対症療法の薬 血流不良と病気

病気には初期の「急性期」と「慢性期」があります。
急性期には主として薬が必要、また有効です。
その為に症状を抑える目的として対症療法の薬が必要です。

対して、慢性期には薬よりも自分の血液、正常な血流が必要です。
病気を引きおこす原因は主として身体の血液の流れの悪い部分、その部分に冷え症、細胞への酸素交換不良、循環不良が生じ病気が発生します。

治療に使用する薬が自分の身体に必要とするものならば、
自分の身体は明確に反応します。最もわかりやすい部分は左右の足の長さです。左右の足の長さが揃い、不必要なものならば左右の足の長さが揃わなくなります。これは骨盤の傾きなどによりもたらされる変化です。
強力な効き過ぎる薬の場合は左足が短くなり、身体にとって毒・または不必要な薬の場合は右足が短くなり、薬の反応が強ければ強いほど左右の足の長さの差が大きくなり、効き過ぎても不必要でも血流が悪くなり病気が治らない状態となります。本来持っている自然治癒力や回復力が働かない状態です。

また、頭の後ろの後頭骨の左右の膨らみ(左右の手のひらで触れると確認できます)が揃っているのか、揃っていなければ右か左かいずれか片側だけが後方へ膨らみ、その側の乳様突起(以前のコラムをご参照)が反対側よりも上にあがります。
乳様突起が上にあがった側の半身全部の血流が悪く、その反対側は過去に悪かった部分のみ血流が悪くなります。
また、上下の歯を静かに合わせ(グッと噛まずに)ますと、乳様突起の下にさがった側が先に当たります。上にあがった側は遅れて上下の歯が触れます。
これにより左右の顎間距離に変化があり、噛み合わせに影響している事が判ります。

また、当院で検査用に使用している波長測定器(神経や筋肉のストレス状態を数値化できる装置)を用いて調べますと、不必要な薬を手に持つだけで体の胴体部の上部と下部との間、最低でも5段階に上部の右側が血流が悪いと、その1段階下は左側が血流が悪く、さらに1段下は右側と左右交互に血流が悪い反応をおこします。

それに順じて背骨は左右に捻じれをおこす反応をします。
同じように骨盤も上下と下部また頭蓋骨も前と後との間で交互に捻じれをおこします。

それでは、慢性の病気を治すにはどうすればよいか、解説します。
顎関節症を治した上で歯の噛み合わせのバランスをとり、身体の捻れや歪みを取り除き正常にした上で仰向けの状態になりますと、上下の歯を噛んだ時には左右の足の長さが揃っているものです。
そこで仰向けの状態で上下の歯を中程度の強さで10~15分間噛み続けますと、普段は仰向けで寝るのが苦手な人でも、上下の歯を噛み続ける事により仰向けの姿勢が維持できるようになります。
横向きでしか寝られない人は顎関節症があり、体が捻れ・歪んでいるという事が判ります。

顎関節症および歯の噛み合わせのバランスがとってある為に、噛む事により頭蓋骨の各骨が正常な位置の状態となりますと、左右の足の長さが揃うだけでなく、神経は脳から背骨へ走っており、さらに背骨から各内臓に神経が走っているものです。上下の歯を噛み続ける事により、背骨のずれ・捻れが正常になり、その部分に血液が流れ、冷え症の状態が解消され暖かくなります。
正常な噛み合わせにした上下の歯を噛み続ける事により、さらに内臓にも血液が流れて暖かくなり、内臓と関係する手足の筋肉・関節も暖かくなるものです。
これにより筋肉痛や関節痛の原因解消となります。
身体に血液が流れれば、冷え症、感染症の病気にも、慢性の病気、花粉症の様なアレルギーの病気、コロナ後遺症だと悩んでいう人も解消するものです。

血液は最高の薬です。
その為に、顎関節に自覚症状が無くても、顎関節を正常に戻し、歯の噛み合わせのバランスをとることにより、自然と体全体のバランスがとれるものです。

但し、注意する事は上下の歯を噛み合わせた時、左右の足の長さに違いがあったり、左右の乳様突起など左右のずれがある時に上下の歯を噛み合わせますと、背骨、頭蓋骨、骨盤のずれが大きくなり、身体を悪くします。