お尻の尾骨と背骨の側弯症、歯のオープンバイトと病気との関係

お尻の尾骨は船で言うならば、進む方向を決める“舵”に相当します。
尾骨の根元は奥歯、尾骨の先端は前歯、同じように背骨の上は前歯、背骨の下は奥歯です。首の骨も同じです。

例を挙げて述べます。
尾骨の右側が2ヶ所右横にずれを起こし、左側1ヶ所が左横にずれを起こしていますと、必ず背骨の上部から下部の間に右側の2ヶ所に側弯症、左側1ヶ所に側弯症を起こしています。
また、一部の背骨の前方、または後方にずれを起こしています。
同じように首の骨も同じです。

側弯症の治療方法

尾骨を調整する直前には、骨盤から背骨から頭蓋骨、および顎関節などを調整して緩めておかなければなりません。
そうしなければ、尾骨は全く動かないです。

尾骨、背骨、首の骨を同時に調整しますと、上下の歯を噛んだ時は、顎の位置または前歯の当たりが変わるのが人によっても気付く人もいるものです。
横から見て、前歯と奥歯との関係が“天秤”の様に前後にバランスがとれていなかったものが、バランスが取れる為に人によっては歯の噛み合わせが変わるだけでなく、頭蓋骨全体および体全体の各骨のバランスが取れる事により、血流がよくなり、背骨が伸びた、頭のモヤモヤ、頭痛がとれた、身体が軽くなったというものです。

この様に、お尻の尾骨のずれ、捻れがなくなれば、頭蓋骨、首の骨、背骨、手足の関節および全体の歯の噛み合わせのバランスが取れているという事です。

ストレートネックと血流

それだけではありません。
首のストレートネック(直)は体の片側だけ血流が悪いです。
首の後方湾曲は体全体の血流が悪いです。
これらは、お尻の尾骨などのずれ・捻れを正常にする事により、首のストレートネック(首・肩の片方が凝る)後方湾曲(左右の首・肩が凝る)は無くなり、首の骨は生理的湾曲になり、その結果顎関節症及び歯の噛み合わせ調整をすることにより、血圧・血液の値も正常値に近くなります。

また、歯を抜いたり、新しい歯を作ったり、入れ歯を作ったりしますと、
必ず低い歯となってしまうものです。
患者さんの感覚通り、咬合紙の当たり通りに調整すると、ますます低い歯になるだけでなく、その歯が原因で身体全体の捻れを起こし、病気の原因を作ってしまうものです。

身体全体、顎関節を正常に戻した瞬間に、2本足で立たせない、仰向けの状態で新しい歯の歯型、および印象を取らなければ、時間が経ってしまいますと必ず元のずれた状態に戻るものです。
また、上下の前歯が当たっていない、オープンバイトの人も同じです。
尾骨、背骨、首の骨を調整したうえで、上下の前歯の噛み合わせを調整しなければなりません。

例を挙げます。
特に、奥歯の歯に被せもの、入れ歯を行っている方は、顎関節に近い為に、奥側の上顎の歯のドテと下顎の歯のドテとの距離が短くなり、逆に前歯の方が距離が開く(長く)なったりする(これがオープンバイトの状態)ために、顎関節だけでなく、首の骨、背骨、骨盤、尾骨までもが狂ってしまう為に、内臓、関節、手足および血流までもが変化を起こすものです。

特に、中年以降の人には奥の上下の歯のドテとドテとがくっついて、入れ歯が入る隙間がなくなります。または、上か下かどちらか歯が無くて、入れ歯の入る隙間がなくなってしまいます。
ここまで来ますと、背中が前かがみになったり、左右の骨が捻れを起こしたりします。

前回のコラムで述べたように、耳たぶの下部の裏側の頭蓋骨にあります小豆サイズの突起、これは顎関節のメス側の側頭骨の乳様突起です。
今、仮に片側だけ上にあがれば、その側のどこかの歯が低いという事です。
そして、反対側の乳様突起が下にさがっている為に、その状態の方は顔を傾ける癖があるものです。
それだけでなく、乳様突起が上にあがっている、その側が首・肩が凝るだけでなく、その側の頭の後ろの後頭骨が、反対側よりも膨らんでいるだけでなく、人によっては乳様突起が上にあがっている側の腕が上にあがらなくなったりするものです。
また、人によっては身体の片側の関節の隙間が狭くなったりするものです。
狭くなった側は痛みを訴えたり、動かしにくくなったりします。

いま述べたのは片側についてのみの話です。
片側のみの為に、首の骨はストレートネック(直)になっています。
左右共に歯が低いとなりますと、左右共に両方に異常を起こします。この場合の首の骨は後方湾曲です。

後方湾曲は下顎を右イッパイ横にずらしても、左イッパイに横にずらしても、左右の乳様突起、左右の肩の高さ、左右の腰骨、左右の足の長さなどは全く動かなく、全身が血流が悪く、病人タイプですが、お尻の尾骨などの捻れをとると、瞬時に首は後方湾曲ではなくなり、さらに左右の乳様突起がずれ・捻れを取り除く為に歯の噛み合わせを調整すれば、病人の7割~8割の人は回復すると思われます。

歯に被せもの、入れ歯が入っている人、および歯の歯列矯正治療をした人は、必ずこれらの症状を疑った方が良いと思います。

または、歯科でなく、一般医療で通院している人は、歯並びが良く見えても歯の噛み合わせがどこか狂っているものです。

病院へ通院している人で、薬が今現在自分の身体に合っているならば、左右の乳様突起の上下が揃っています。
歯の噛み合わせが狂っていますと、左右の乳様突起が上下だけでなく、前後にもずれを起こしています。
病気が回復してきますと、今まで服用してきた薬は身体に合わなくなります。その時に、左右の乳様突起が上下にずれを起こし、逆に血流が悪くなり、一時的に身体が良くなったものが病気を引き起こす事になります。

電磁波の影響と乳様突起

電磁波の影響も同じで身体が侵されますと、左右の乳様突起が上下に動くだけです。赤外線電磁波は左側の乳様突起、一般的な電磁波は右側の乳様突起です。乳様突起が一旦ずれますと、身体の不調のままで、自然に元に戻ることはないです。
携帯電話、スマホ、リモコンスイッチなど電源が入った状態で自分の身体に向け照射しますと、右側の乳様突起が上にあがり、身体の右側が血流が悪いだけでなく、左右の歯の噛み合わせの高さまで狂い始めます。

過去に病気を引き起こした内臓などは左右に関係なく血流の流れの悪い異常反応を起こすものです。

電源を切ると、薬、健康食品などをポケットに所持していない、または服用していない、あるいは歯及び体全体のバランスが取れている健康な人は、右の乳様突起は下にさがり、元の健康体に戻ります。
自分の身体に合わない薬、健康食品などを所持しているだけでも、右の乳様突起または薬によっては効き過ぎる場合は左の乳様突起が上にあがったままで元の健康体には戻りません。

特に、健康な人でも、中国製のスマホ、電気製品をお使いの場合は、それらが電磁波のシールドを適正にしていない為に、四方八方から強い電磁波を出しており、電源を切っても元の健康体には戻れません。

その為に、定期的に元の健康体に戻すために、身体のバランスをとった上で顎関節症を治し、さらにお尻の尾骨などを正常にした上で、顎関節のメス側の側頭骨の乳様突起の上下・前後のずれを修正する為に、最後に歯の噛み合わせの調整をしなければなりません。
歯の噛み合わせを調整したはずなのに、また身体が捻れた場合、上下の歯を1分ほど噛み続ければ、頭蓋骨の捻れが取れることにより、体全体の捻れが取れるものです。

お尻の尾骨、及び体全体のバランスをとるのは、身体全体のバランスをとった上で、最終的には「全体の歯の噛み合わせの調整治療」が必要です。