健康な体を作るには…

人間は誰しもが自然治癒力を持っているものです。

健康な人は例えば、下顎を右いっぱいに横にずらしますと、右側顎関節のメス側の側頭骨の乳様突起(耳穴から斜め下後ろ3~4cm位の位置に下に向かって小豆の突起)が反対側の左の乳様突起との差が3cm位出ます。頭蓋骨の主要な骨は23個で、小さな骨まで数えると50数個あります。下顎を右側いっぱいに横にずらすと、右側のすべての骨と骨との隙間を圧迫し左側は逆に隙間が広がり、左右の乳様突起で比較するとその差が3cmです。その時、左足の長さが右足の長さに比べて、左足のほうが3~4cm位短くなります。今度は逆に下顎を左いっぱいに横にずらしますと、左の乳様突起は上にあがり、右の乳様突起との差が3cm位になり、右足の長さが短くなって、左足との差も3~4cm位短くなります。
この時の首の骨は生理的湾曲(前方湾曲)です。

この状態ですと体全体がほぼバランスがとれ、血流の流れもほぼ良いものです。

下顎を左右に横にずらした時に、左右の乳様突起及び足の長さが左右違うとなりますと、左右の歯の噛み合わせの高さが狂っているか、顎関節症を起こしているものです。ところが首の骨がストレートネック(直)になりますと、例えば下顎を右いっぱいに動かしますと、右の乳様突起が上にあがり、右の足だけが短くなり、左の乳様突起及び左足は全く動かないものです。
この時、体の左側は血流が悪く、左半分の体温が低く、体の不調を訴えます。また、頭蓋骨の左側半分は左横から圧迫され、左側の鼻の詰まり、左耳の異常を起こします。また目の神経は左右が逆のため、右目の視力が弱くなります。
また左側の頬骨が前方にずれるため、左顎の音が鳴ったり、左側の頬骨が前方にずれますと反対側(右側の頬骨が前方にずれますと左側の膵臓に異常)右側の肝臓に異常を起こします。右足のひざの内側の後ろから指を押すと、痛みを感じます。ひどくなると右足のひざが痛くなり、杖を持つことになるものです。実際はもっと複雑です。
また首の骨が後方湾曲になりますと、下顎を右いっぱい、左いっぱいに横に動かしても、左右の乳様突起及び左右の足の長さは全く動きません。この場合全身の血流が悪く常にだるく、そして頭蓋骨をはじめ体全体が左右から圧迫される格好になるものです。そのために頭蓋骨の前面、後面は逆に前後に開く格好になります。

顔の前面の頬骨が前方にずれると(磁石ではプラス反応)前頭骨(おでこ)が逆に後方にずれる(磁石ではマイナス反応)タイプ(A)と、頬骨が後方に下がると(磁石ではマイナス反応)と逆に前頭骨(おでこ)が前方に出る(磁石ではプラス反応)タイプ(B)があります。
(A)のタイプは精神障害、感情的になりやすく、集中力がなく、歩行困難になりやすくなります。
例として、右の頬側(頬骨)が前に出すぎますと反対側左側の膵臓が機能低下をおこし、膵臓の機能低下は同側(左側)の足の膝裏側の内側骨が後方に下がり、膝の内側の後ろから指で押しますと痛みを感じます。ひどくなると杖が必要になり歩行困難になります。
左の頬骨が前に出すぎると右の肝臓、そして右足の膝に異常を起こします。
頬骨が前に出すぎると顎の音が鳴ります。

(B)のタイプは喉等の咽頭、後鼻道に常に違和感があります。首の骨の後方湾曲には(A)(B)の2つのタイプがあります。医療関係者によると、多種類の薬を服用して長期入院している人は精神的におかしい人が多いとも言われています。また歯の矯正治療をした人は(A)(B)のどちらかです。歯のインプラントを埋め込んだ人も同じですが、例えば右上の前寄りでもなく、奥歯でもなく、真ん中辺りにインプラントを入れていますと、大脳の右側の前でも後ろでもなく、真ん中あたりにパニック症状の反応をおこし、体の胴体部の右側真ん中辺りの内臓にパニック症状を起こしているものです。パニック症状をおこしますとその部分の血流が悪くなり、病的な状態となります。
特に歯の矯正治療をした人の中には、強烈な頭痛が襲ってくることもあります。中には歯の矯正治療以外に歯のインプラントを埋め込んだ人、歯の被せ物、入れ歯の人でも起こったりもします。

歯医者が顎関節症を治さないで、冠、入れ歯を入れるために頭蓋骨が大きくずれをおこし、頭蓋骨がずれると頭の先から足先までずれをおこします。
顎関節症の治療をせずに、痛み等の自覚症状は消えても治ることはなく、自覚症状は、体のほかの部位に移動するためにさらに複雑になるものです。
例を挙げて述べますと、上下左右の親知らずの歯を抜いてある状態で、今仮に左側の一番奥の歯を削ったり、抜いたりした状態で一回でも上下の歯を噛み合わせますと、必ず左側の顎関節の下顎の骨は瞬時に奥へ押され、メス側の関節窩である側頭骨の骨の上部は前方へ、下部は後方の回転の捻れを起こします
(この場合左側の顎関節を左側から見た場合、メス側の側頭骨は時計の針方向と逆回転する)。そして反対側の顎関節のメス側の側頭骨は全く逆方向の回転の捻れを起こします。そのために頭蓋骨の左右が逆方向に捻れるだけではなく、首の骨も上部、下部で逆方向に捻れ、背骨も上部下部で逆方向に捻れ、骨盤も捻れるだけではありません。この場合おしりの左側は後方にずれをおこし、椅子に座ると左の足を組むことにより、おしりの出っ張りを左右均等にするものです。また左足は右足に比べて短足になります。
背骨全体を縮小したのが足の甲または裏です。足のかかとは背骨の上部、背骨の下部は足の指側です。この場合左側の奥歯が低いために、右足の指先寄りの甲に反応が出てきます。そして左足の親指の関節部分の隙間が狭くなっています。親指は奥歯、小指は前歯に反応します。
そして大脳は左側後ろに磁石ではマイナスの反応が出ます(プラスの反応では歯が高い)。体の胴体部の左側下部の左寄りの前立腺、子宮、または直腸にマイナスの反応が必ず出ます。マイナスの反応が出るということは、これらの内臓の血流が悪いということです。最悪は癌にもなります。左側の奥歯または入れ歯の高さを正常な高さにすれば、血流が良くなります。癌であっても血流を流していれば年月が経つと癌が消失することもあります。また噛んだ時に左側の奥歯が低いと左側の鼻詰まりをおこします。前歯が低く上下の歯が当たっていなければ、アレルギー性鼻炎、または鼻水が出ます。
脳から出た神経はさらに首の各骨から枝分かれをして、首の周囲の筋肉及び腕、さらに指先までの間の関節及び筋肉に神経支配をしているものです。
また背骨の17個から枝分かれをした神経は各内臓に神経が走っています。
背骨の一番上から出た神経は心臓の冠動脈、2番目は心筋、3番目は肺、気管支というように背骨の一番下は前立腺、子宮です。
頭蓋骨がずれて捻れをおこしますと、首の骨、背骨、骨盤、手足の指先まで、大なり小なりの捻れをおこしているものです。例えば左寄りの前立腺、子宮が悪いとすると、必ず大脳の左後ろに磁石での反応があります。当然背骨では一番下の腰椎5番の骨が左前方、右後方の捻れ回転を起こしています。
それを補正するために首の一番上の頚椎1番も同じように捻れをおこし、足のくるぶしにも反応、足の甲または裏にも左足の左指先寄りに反応、また、右足の右の指先寄りに磁石での反応がでます。
当然歯では上下の歯を噛んだ時に左奥歯にも磁石での反応がでます。この反応を消すには、歯の噛み合わせの調節が必要です。
ところが歯の噛み合わせの調節をする前に顎関節症を治しておかないとなりません。顎関節症を治さずに歯の噛み合わせの調節は出来ないものです。
残念ながら日本だけではなく世界中でも顎関節症を治す歯医者は非常に少ないです。

歯医者がマウスピースや関節円板などと言った時には、顎関節の隙間(関節空隙)の事しか頭に入っていないものです。その歯医者には顎関節は治せないものです。
顎関節のメス側の関節窩(下顎の入る穴)の側頭骨のことは一切頭にないので必ず側頭骨の捻れを起こしているものです(健康な人は下顎を左右に動かしたり、ズボンの後ろポケットの片側だけタオル等をあてて座ると、左右の側頭骨の乳様突起を触れば分かります。首の骨のストレートネック(首)は片側のみ後方湾曲は全く反応しません)。
頭蓋骨の一部の骨がずれ、捻れをおこしますと頭蓋骨全部がずれ、捻れをおこすだけでなく、体全体がずれ、捻れをおこします。左右の足の長さも変わります。そのために全身の血流が変わってくるものです。
後天性の病気での病人は必ず体全体がずれ捻れをおこした状態です。歯に被せ物、入れ歯、過去に歯の矯正治療をした人、歯のインプラントを埋め込んでいる人、歯が抜けたままの人は、年齢が増せば増すほど骨のずれ、捻れを支える筋肉が衰えて体中が異常をおこすものです。
一番奥の歯(親知らずの手前の歯)は抜けたままでもいいと言う歯医者が中にはいます。入れ歯を入れても、冠を入れてもうまく噛めない、だから入れなくてもいいと言うのですが、しかし体の下部の内臓である前立腺、子宮、直腸、大腸、肛門部に血流不足により病気を発生させます。

次回は「顎のゆがみ・顔のゆがみと歯との関係」です。