歯の治療をすれば体が悪くなる その7

体を横向きにして数秒寝てみてください。
その時、下側の肩を前にずらした場合と後ろ側にずらした場合とでは今からのべることは逆となります。

左右の足の長さ、左足の腰骨、左右の肩の高さ、左右の乳様突起(耳だぶの下部の裏の頭蓋骨にある小豆サイズの突起)が上下にずれているのがわかると思います。

また、左右の乳様突起が前後にずれていますと、頭の後ろの後頭骨を左右同時に手のひらで軽く当ててみてください。
左右のふくらみが違っているはずです。さらに、同じように左右の手のひらで頭のテッペンの骨である頭頂骨また顔の前面のおでこ、また頬骨を左右の手のひらで軽く触れますと、左右の膨らみが互いに違っているのがわかります。(これは、頭蓋骨全体が捻れているという事です)

また、歯を軽く静かに上下の歯を合わせますと、片方側の歯が先に当たり、片方の歯が浮いているのが感じられるものです。
そして、口の中へ左右の親指を同時に左右の歯のドテを奥から前へ静かに指を滑らせますと、左右の歯のドテの高さが違っているのがわかるものです。
歯の噛み合わせのバランスをとれていた人でも、この様にずれますが仰向けの状態で30秒くらい歯を噛み続けますと、今までずれていたものが頭の先から足先まで、すべて一瞬にしてずれがなくなります。血流もよくなるものです。

ところが、1歯でも歯が低い部位、歯が抜けていたり、また、自分の身体に合わない薬、健康食品(栄養剤、サプリメントなど)を服用したりしていますと、上記に述べた頭から足先までの症状があらわれ、仰向けの状態で歯を噛んでも左右の足の長さが揃わず、口を開けた状態でも左右の足の長さが揃わないだけでなく、程度の差がありますが上手く噛めないものです。

噛めない入れ歯の場合で例を挙げて述べます。

これを上下の総義歯(上下の全ての歯がない状態の入れ歯)を口から上下の入れ歯を取り出して、入れ歯を上下にしっかり噛む位置に合わせてください。
その時、噛ませた入れ歯を前から見るのではなく後ろ側から見てみると、下の入れ歯が右か左かにズレ、また左側の上の入れ歯、下の入れ歯の高さの距離(顎間距離)また右側の上の入れ歯と下の入れ歯の高さの顎間距離が違っていますと、これでは噛めないものです。
片足に靴を履き、もう片足は裸足の状態では、歩きにくいのと同じです。

総入れ歯だから口から取り出してみることが出来ますが、歯に被せ物をしたり、小さな入れ歯では見ることはできません。
上記に述べた体中の捻れ、ズレを感じることしかできないものです。

日本だけでなく、世界中の歯医者の大部分は顎関節症は治せないものです。

マウスピースで何とか治そうとしても、全く治らないものです。

また、顎関節症を治せないのに、平気で歯に被せもの、入れ歯を作るのは危険なことです。
その為に、患者はさらに身体を悪くし、ドロ沼に陥れることになります。
1か所の歯でも被せ物を入れたり、入れ歯を入れたり、歯の矯正治療をしたりしますと、若い時はこれほど感じないものですが、年齢を重ねるにしたがって必ず身体に異常を感じてくるものです。

この様に、顎関節症は医療のグレーゾーン地帯といわれ、また、医科と歯科との谷間とも言われているものです。

歯科だけが悪いものではなく、医科もまた同じです。

大部分の医者は病気の原因除去、根本治療をしないものです。
血圧が高い、コレステロールが高い、血糖値が高いなど、数値ばかりを気にし、薬で対症療法とするために、薬は減らない、いつまでもいつまでも薬が出てくるものです。

たしかに、病気の急性期には薬が有効で、また必要なものですが、慢性期には薬では逆効果を起こすものです。

ただ一つ、完璧ではないですが、人を病気から助けることが出来るのがあります。

健康な身体を作るには、今まで述べたことと重複しますが、頭蓋骨および体全体の捻れ、ズレを取り除いたのちに、歯の噛み合わせのバランスを調整したうえで、頭蓋骨の中心の位置にある蝶形骨を再度調整することです。
蝶形骨、およびお尻の尾骨が検査用の磁石により異常反応を起こしていますと、内臓の胆のうも異常反応を起こしています。

この様に、歯医者が顎関節症を治し、歯の噛み合わせ治療ができるようになれば、年々増え続ける医療費を減らすことができ、また医者の人数も1/3~1/2減らしても十分問題ないな状況となるものと思います。

また、これらの治療が出来れば認知症を減らし、介護職員も今ほど必要とならない世の中になるかもしれません。

お尻の尾骨は船でいうと進行方向を決める舵です。
お尻の尾骨が捻れていますと、頭蓋骨の中心の骨である蝶形骨が捻れているという事です。
蝶形骨は道路で例えるならば、交差点の位置に相当する重要な骨です。蝶形骨が捻れれば頭蓋骨全体が捻じれを起こし、頭蓋骨が捻れていますと歯の噛み合わせが狂っているという事です。

また、頭蓋骨が捻れていますと身体全体が捻れているという事です。