歯の治療をすれば体が悪くなる その9

ストレートネックと顎関節症 ほかの病気との関係

上の歯、下の歯のうち1歯でも高さが低いと、大きく口を開けた時、また噛んだ時とでは頭の後ろの後頭骨を左右の手のひらで当ててみると、左右の後頭骨が片側が後方にずれ、反対側は前方にずれるのがわかるものです。
当然、おでこの前頭骨も同じ後頭骨が後方にずれている側のおでこは後方にずれているものです。

また、頭のテッペンの頭頂骨も、この時口を開けたり閉じたりしますと、左右の膨らみが違ってくるのがわかるものです。
頭蓋骨だけでなく、左右の肩も歯の低い側は上方にあがり、また前方にもずれ、反対側の肩は下にさがり、後方にずれます。
同じことを、仰向けで寝た状態で、左右の腰骨を左右の手のひらで軽く当てることで再現できます。同様に、腰骨が上下・前後にずれたり、また、おしりの左右の筋肉の膨らみも口を閉じたり、口を開けたりした時でも、左右の膨らみが逆になり、また、左右の足の長さも逆になったりするものです。

今述べたのは片側の1歯が低い場合の事です。この時、首の骨は直(ストレートネック)です。左右共に歯が低いと、首の骨は後方湾曲となり、血流が悪く全く体全体の骨の動きが悪く、血流も悪く、神経伝達も悪くなるものです。
この時、頭蓋骨もずれ、体全体もずれたままで動きが悪いか動かないものです。

薬も同じです。
病気にはその薬が合っていても、自分の身体には“毒”の反応を起こしますと、体の右が上にあがります。当然、顎関節の側頭骨の右の乳様突起が上にあがり、または右足が短くなります。
逆に薬が効き過ぎますと、左側の乳様突起が上にあがり、左足が短くなります。

自分の身体に対して、毒の作用をする薬と効き過ぎる薬を併用しますと、神経伝達が悪くなります。
この時、全身の血流が悪くなり、病院へ行っても逆に身体が悪くなり、首の骨は後方湾曲になっているものです。

薬の場合のバランス崩れは、主として骨の上下ですが、背骨では前方か後方のずれです。
例えば、胃が悪いと背骨の5番が前方にずれ、薬の力で後方にずらします、薬が強すぎますと、副作用として別の背骨が前方にずれ、病気を引き起こします。
歯の噛み合わせのバランス崩れは、骨の上下だけでなく前後のずれ、捻れが関係しています。

首の骨が後方湾曲(病人はこのタイプ)になっているかを調べるには、下顎を右イッパイに横にずらしても、左右の足は全く動かないものです。
健康であれば、下顎を右や左にずらすことで、それに連動して左右の足の長さが変わるものです。

健康な人は、下顎を右イッパイに横にずらしますと、反対側の左足は短くなり、左足の踵は右足のくるぶしまで3~3.5cm位短くなるものです。
同じく、左イッパイに横にずらしますと同様の反応をします。
これが1cmとか全く動かないとなりますと、顎関節症を治したのちに歯の噛み合わせのバランスをとるか、または自分の身体に合わない薬を即やめるべきです。
合わない薬を服用していますと、血流が悪く病気は治りにくいものです。

この様に、歯の噛み合わせが合っていない、薬が自分の身体に合っていないと、天秤の様に薬と病気とバランスが合ってるのならばよいのですが、病気が良くなってくると今まで合っていた薬と病気とのバランスが崩れてしまい、病気が治るという事はないものです。

病気といえば身体の歪み、バランス崩れ、バランス崩れといえばほとんどが歯が原因で身体が捻れ、水道のホースの様に捻れていますと水の流れが悪くなるものです。
砂漠に水を与えれば植物が育つように、人間も同じで血流が重要です。血流を改善せずに、筋トレ、ストレッチ、マッサージをしてもその場限りで効果が続くものではありません。

台風のような低気圧が来ると海面が上昇するように、人間の身体もほとんどが水ですから、低気圧が来ると血液が上にあがり、頭蓋骨が捻じれを起こしていますと、低気圧が過ぎ去ってもまだ血液が下がらないために、頭痛、頭が締め付けられるような感じがするものです。
健康な人も低気圧の影響は受けるものですが、低気圧が過ぎ去ればすぐに元に戻るものです。