歯科医はなぜ、顎関節症・歯の噛み合わせを治せないのか?

顎関節の痛み、顎の音は顎関節だけの問題ではなく、頭蓋骨をはじめ、体全体のずれ・捻れに起因した歯の噛み合わせ不良により発症している“体全体の関節”の問題であり、たまたま顎関節と歯の噛み合わせとの距離が近いがために顎関節に症状が強く出るというものです。

つまり、首から上だけに着目した治療法では根本治療とはなりえないものです。

  • 歯の歯列矯正治療もしていない
  • 歯のインプラントも入れていない
  • 歯並びもそれほどは悪くない

この様なケースでは顎の痛み、顎の音(クリック音)は頭蓋骨をはじめ、体全体の骨格を一旦緩め、体全体のバランスをとるだけで、症状は1回の治療で1/3程度は軽くなるものです。
2~3回目の治療でほぼ気にならない程度になるものです。

実際のところ、見かけの歯並びがきれいな人でも、完璧な歯の噛み合わせのバランスがとれている人はほぼいないものです。
皆さんどこかに問題があることが大半です。

完璧に歯の噛み合わせのバランスがとれいている人は、一時的に骨格がずれるようなことがあっても、上下の歯を数秒間噛めば正常に戻るものです。自己修復、自然治癒力が最大限に作用しており、回復力が高い状態です。
全身の血流もよくなる為に、内臓も血流が良くなり、また食べ物のアレルギー、金属アレルギーのような各種アレルギー症状を起こす事もないものです。

急性の病気は別として、慢性の病気でいつまでも薬を服用しているという事は、身体のバランスが崩れているという事で、その元凶である歯の噛み合わせが狂っているという事です。
身体の歪みだけでもなく、歯の噛み合わせの問題だけでもなく、両方の問題です。

それでは、解りやすいように歯の噛み合わせの調整について
簡単に述べてみます。(実際は複雑なことですが)

耳たぶの下部の裏側の付近の頭蓋骨の骨に、小豆サイズの突起があります。
これが顎関節のメス側(上顎側)の側頭骨の乳様突起です。
当ホームページのコラムでもたびたび説明しているもので、歪み、ずれを判断するわかりやすい指標となるものです。

歯並びの悪い人、または歯の噛み合わせのバランスの悪い人は病気になりやすいものです。
この様な人は、左右の乳様突起が必ず上下・前後にずれを起こしています。

乳様突起が上下にずれて、上にあがっている側には、前歯から奥歯までの間に必ず歯の低い部位があるものです。

ただし、乳様突起が上下にずれる原因はほかにもあります。
例えば、効き過ぎる薬は左側の乳様突起が上にあがり、病気が治ってくるとその薬は不必要となるものですが、その場合、または身体や症状に合っていない“毒の薬”は右の乳様突起が上にあがります。

大部分の医者は、
その病気にその薬が合うという事はわかりますが、患者に合っているのか?という事は判別する術(すべ)がないものです。

両方を処方されると、左右の乳様突起が上にあがり、首の骨は後方湾曲となり、病気が治らない状態となります。
乳様突起が上にあがりすぎますと、その側の首、肩が凝ります。

電磁波の影響による身体の不調も同じことです。

リモコンスイッチの電源が入った状態で自分の身体に照射しますと、右側の乳様突起が上にあがり、例えばエアコンのリモコンであれば、温度調整とかその他のスイッチを自分の身体に向けて押しますと、左側の乳様突起が上にあがり、電源を切っても左右の乳様突起が上にあがったままです。
首の骨は後方湾曲で病的な状態となります。

一旦このような状態になりますと、元の健康体には戻れないです。
LED電球のもとで、自分の身体に合わない薬を所持している場合も同じことが起こります。

また、自動車から出てくる電磁波は右の乳様突起が上にあがります。スマートキーは左側の乳様突起が上にあがります。

日本の自動車メーカの高級車は、ほとんど人体に無害な程度の電磁波の強さにうまく調整されており、悪影響が少ないようです。
4~5年前のハイブリッド車は、漏洩する電磁波で人体に悪影響を与えていましたが、今のハイブリッド車はほとんど影響がありません。
しかしながら、歯のインプラントを近づけますと、右の乳様突起が上にあがります。エンジンを切りますと元の状態に収まります。

ところが外国車は電磁波が特に強く、常に周囲に電磁波を発生させています。歯のインプラントを所持していますと、左右の乳様突起が上にあがり、首の骨は後方湾曲となり、血流が悪く病的な身体になります。

なんらかの手当をしなければ、元には戻りません。

また、歯の技工材料も同じです。
LED電球の下で歯の被せ物のジルコニア、イーマックス(E-max)、歯のインプラントは電磁波に反応を起こし、左右の乳様突起が上にあがったままです。
電磁波の影響下から離れても、自然には元には戻りません。

陶歯(セトモノ、セラミック)、入れ歯のピンク色をした部分のレジンは現在のところ、電磁波と反応するものとしないものがあります。

乳様突起が片側のみ上にあがれば、首の骨は直(ストレートネック)で、その側のみ血流が悪いです。
乳様突起が左右共に上がれば、首の骨は後方湾曲となります。この場合、全身の血流が悪くなっています。

何らかの手当てをしなければ、元には戻りません。

この様に、現在人間の身体が外的要因により、弱体化しているといえます。
これが、ウイルス、病原菌、癌などその他の病気に対して、血流が悪くなり、免疫、抵抗力がなくなっているものです。

これが今回のコロナウイルスに対して、3密対策やソーシャルディスタンスなどのみの対策で解決するのか?疑問であります。

冬にかけて、インフルエンザが流行する季節になります。
インフルエンザは身体全体のバランスをとることにより、血流を良くすれば簡単に罹患することはないものです。罹り易い人、罹りにくい人の違いです。

今冬の新型コロナウィルス流行は、果たしてどうなるのでしょうか?

今年、1月から、当医院で使用している波長測定器を用いて検査をしますと、検査用の磁石の反応では身体中のどこの部位でも、プラス・マイナスの反応を起こし、今までこのような反応を示すことがなかったの驚きでした。

以前の、2011年3月の原発事後の時も、事故現場から、東京近辺へ放射性物質、セシウムなどが飛来してきたときは、首の骨の1番上と背骨の1番下は後方にずれ(磁石ではプラスの反応)、その他はすべて前方にずれ(磁石ではマイナスの反応)ていましたが、遮蔽する建屋が完成した後(同年10月の2週目)にはこの様な反応は消えたものです。

今回の新型コロナウイルスにしても、インフルエンザ、その他の病気にしても、全身に血流を流せば、それほど重篤になるという事はないものです。
症状が重くなる前に、本来身体に備わっている自然治癒力、回復力で跳ね返してしまうものです。今の状況ほど騒ぎすぎる事でもありません。

後述しますが、顎関節、体全体のバランスをとることにより、全身の血流が良くなり、その結果、薬、電磁波などの影響を打ち消すことが出来ます。
顎関節症の治療の場合、その後(バランスをとった後)に歯の噛み合わせ治療を行う事になります。

話を戻しますが、
乳様突起が前後にずれているならば、顎関節のメス側の骨が、例えば右側の乳様突起が後にずれているならば、顎関節のメス側の側頭骨が右側から見て時計回りの方向に捻じれ・回転を起こしているという事ですが、右の歯の奥歯が前歯よりも高いという事です。
逆に、右側の乳様突起が反対側(左)よりも前に出ているならば、前寄りの歯が高いという事です。

米粒サイズ位の大きさの紙、ティッシュ、脱脂綿などを噛んで確認してみてください。

その時、頭の後ろの後頭骨に、左右の手のひらで膨らみを確認してください。
また、左右の肩の高さ、左右の肩の捻れ、左右の腰骨の高さ・捻れ、左右の足の長さなどを確認してください。

例を挙げます。
米粒サイズ位の大きさのものを右奥で噛んで、右の顎関節の側頭骨が時計回りの方向に回転・捻れをする為に、
頭蓋骨だけが捻れを起こし、左右の視力の違い、鼻水、鼻づまり、口の歪み、また、背骨の右上部は後方にずれ、逆に右下部は前方にずれを起こし、身体の胴体部は上側と下側で捻じれを起こし、内臓にも異常を起こし、また骨盤も同じように、骨盤の上部と下部とが捻れを起こし、手足の関節、足の裏・甲にも影響を起こします。

いま述べたのは、体全体のバランス及び顎関節症を治した上での歯の噛み合わせ調整の話です。

骨格がずれた状態では歯の噛み合わせ調整を行ってはいけません。
全く逆方向にずれ、症状が悪化するものです。

顎関節症、身体全体のバランスをとるには、まず骨盤の真中の仙骨を正常にしたうえで、骨盤、背骨の下の腰椎、さらに首の骨、背骨全体を調整したうえで、頭蓋骨の側頭骨、前頭骨、後頭骨を調整し、続いて口の中の左右の歯のドテ、および口蓋骨、及び歯のドテの奥の奥にある米粒サイズの突起として触れる事の出来る蝶形骨の前後、上下のずれがある場合、腕の左右の肘、足の左右の膝関節を調整した上で、もう一度お尻の尾骨、背骨、首の骨の調整をした上で、左右の乳様突起が前後・上下にずれているならば歯の噛み合わせの調整を、となります。

マウスピースで顎関節症を治す、という浅はかな考えは今すぐやめてください。
そのように単純な治療ではありません。

先人の解剖学者は、成人になると頭蓋骨は1つの塊りになるという考えの元で、医術を展開してきました。今でも一部の医者の間では、その考えが根付いています。
その為に顎関節のメス側の側頭骨は動かないと信じている為に、マウスピース療法を選択してしまうものです。

マウスピース療法の目的は、上下の歯の間に隙間を常に作って、顎関節にも隙間をつくろう、というものですが、人間の身体はそんなに単純なものではないのです。

マウスピースによる顎関節症の治療では、顎関節症が治るという事はなく、逆に身体全体を悪くするものです。

現在の顎関節専門医とか、歯の噛み合わせ専門医とかと看板を掲げている医者の大半は、顎関節症、歯の噛み合わせ治療の本当のところを理解していないものです。根本治療への入り口が見えていても、簡単には技術が身につかないものです。
指導者がいても、技術を習得するには40年以上かかります。

一旦マウスピースを口に装着してしまいますと、首の骨は後方湾曲となり、病的な状態を作ります。
マウスピースだけではありません。歯の矯正治療後の保定装置、歯ぎしり防止目的のナイトガードも同様です。
身体に悪影響を及ぼします。

首の骨の生理的湾曲(前方湾曲)には簡単には戻りません。
生理的湾曲を維持しなければ、さまざまな問題が出てきます。(ストレートネック、後方湾曲の状態は不健康)

先に述べた顎関節・体全体のバランスをとらなければ、生理的湾曲には戻らないものです。